ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)金融総合サービス大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)(NYSE:AXP)が19日発表した1−3月期決算は、カードの利用者数や利用頻度が増えたことなどから、純利益が前年同期比21%増の10億5700万ドルと、過去最高益を更新した。
前年同期の純利益は8億7300万ドルだった。1株利益は87セント(前年同期は69セント)、継続事業ベースでは88セント(同70セント)だった。
1−3月期の純利益の数字には、新たな会計基準の導入に伴う利益が5000万ドル、連邦年金プランへの変更に伴う利益が3900万ドル、アメリカン・エキスプレス・バンク・インターナショナルの法定準備金6000万ドルが含まれている。
総収入は前年同期(67億2000万ドル)比14%増の76億3100万ドル。支払い利息を差し引いた後の収入は66億6800万ドルと同10%増加した。
トムソン・ファイナンシャルがまとめたアナリスト平均予想は、1株利益が80セント、収入が71億7000万ドルだった。
ケネス・シュノールト会長兼最高経営責任者(CEO)はプレスリリースで「収入の増加に加え、自由裁量費を厳しく抑制したことで、1−3月期は素晴らしい利益を上げることができた。純利益は過去最高の数字となり、2005年のアメリプライズ(NYSE:AMP)のスピンオフ(分離・独立)以来、初めて10億ドルの水準を超えた」とコメントした。
1−3月期は、顧客が「アメリカン・エキスプレス」のカードをより頻繁に利用したことから、世界のカード会員の利用額は前年同期比15%増の1462億ドルとなった。
有効カード総数は同10%増の7990万枚。カードの基本会員の平均利用額は8%増の2817ドルとなった。
米国カード事業の引当金は89%増の5億7400万ドルとなった。融資規模が増加する一方で、破産に伴う償却と債務不履行率が昨年の低い水準から増加・上昇したことが影響した。
決算は、米株式市場の取引終了後に発表された。アメックス株の通常取引終値は、前日比0.51ドル(0.87%)高の58.95ドル。その後の時間外取引ではさらに上昇し、59.02ドルで取引されている。
日本経済新聞より
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