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秘密メモはブラックライトを照射して読む!

携帯電話やPDAなら、セキュリティロック機能など、メールの内容やスケジュールを保護する機能が備わっているモノも多い。残念ながら、昨今再流行の兆しにある紙の手帳では、それが超有名なブランドモノであろうと、ステーショナリー評論家の推奨するモノであろうと、手帳の紙面やリフィルに書かれた文字は誰にでも読めてしまう。昔からある「鍵のかかるダイアリー」なら、簡単には見られないかもしれないが、今時のビジネスピープルでそんなモノを普段使っている人はめったにいないだろう。

 「インビジブルペン」は、専用インクを使用する特殊なボールペンと、芯先周辺の筆記面を照らす「ブラックライト」(300〜400nm程度の近紫外線)を組み合わせた製品だ。特殊なインクで書かれた文字や絵は、ブラックライトを照射することで人間の眼でも認知可能になる。実現技術は異なるが、文字を書いても無色透明だが専用のマーカーでなぞると文字が現われる、昔懐かしい「スパイペン」なども同じ発想の製品だ。

 秘密のスケジュールや他人には知られたくない電話番号などを書いた場所を照らすことで、はじめてその文字の存在がわかるのだから、当然ながら、書いた場所を忘れてしまうと少々面倒なことになる。秘密のスケジュールを書き込んだページを探し当てるために、ブラックライトを手帳全面に照射して検索移動するという作業が必要になることもあるだろう。どの予定をどこに書いたかを正確に覚えていられる記憶力があれば、そもそもメモ自体が不要だ。

 この手のインビジブルペンは従来から存在したが、今回のような奇妙な一体型デザインは珍しい。多くのインビジブルペンでは、ブラックライトは、芯先の真反対側で、普通、芯送りを行なうためにノックする部分にあり、見えないインクで書かれた文字に照射するときは、ペンを反対に持ちかえて使用するのが一般的だった。 新しいデザインの採用により、文字を書き込む時にも明確に筆跡を確認しながら正しく書くことが可能になった。当たり前のようだが大きな進歩だ。

 未来のインビジブルペンは、ブラックライトを使わず、人が装着する専用の特殊コンタクトレンズを介してのみ見えたりすると楽しいだろう。ペンとコンタクトレンズの組み合わせ以外に、特殊なコンタクトレンズを装着した人だけが、街中のいろいろな看板やディスプレイ装置から特別の情報をサービスされたりすると、ますますその価値を発揮するだろう。「インビジブルペン」はそんな妄想を掻き立てる本日の一品だ。
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